PROJECTS
Publishing Grandma’s book THE BUBBLES
『泡沫の歌 森鷗外と星新一をつなぐひと』出版
森鷗外の妹にして、星新一の祖母。
ふたりの作家をつなぐ歌人・小金井喜美子の物語です。
イラスト・YOUCHAN
CONTENTS
第一部 幼少の星新一が子守唄がわりに聞きながら眠った喜美子の和歌 306首
第二部 随筆、日記、手紙、写真等のリレーでつなぐ森鷗外と星新一 26項目
- 喜美子のエッセイと訳詩
- 鷗外の日記と喜美子への手紙。ふたりの歌のやりとり
- 新一のエッセイと、喜美子との写真
- 与謝野晶子が喜美子の歌集に寄せた序文・序歌
- 森於菟のエッセイ など
どちらも日本を代表する作家でありながら、時代もジャンルもちがい、一緒に語られることがない森鷗外と星新一を、子孫の「下から目線」で一緒に語る初の試み。(編者の星マリナは、星新一の次女、小金井喜美子のひ孫、森鷗外の曽姪孫)
ABOUT KIMIKO
「今の世に見ることのできぬほど語格正しく、かつやさしくも美しい文章」(永井荷風)
「明治中期の夫人の文学的の事績は今も人忘るまじ」(与謝野晶子)
「その文章は、常に若々しくみずみずしい。その上に自らなる品格のあるのが得難い」(森銑三)
COMMENTS
人類学者の妻という珍しい立場にある日常が驚異的です。
こういうふうにものごとを受け止める人、ただものではないですね。
森下一仁(SF作家・評論家)
遺体解剖に関する信じられないほど豊かな感性の和歌
まるで壮大な映画を見るかのような和歌、遥かな時を超えるSFチックな和歌
31文字の中に無限の宇宙が息づいているようです。
小松実盛(小松左京氏次男)
森鷗外と星新一と喜美子とマリナさんが時を超えて交差してゆく…。
ロマンと美しい和歌が詰まってる。
ココロに虹がかかっているような感覚です。
ni_ka(アーティスト・詩人)
INFORMATION
書名 泡沫の歌 森鷗外と星新一をつなぐひと
(「泡沫」は鷗外の『水沫集』と同じく「みなわ」と読みます)
著者 小金井喜美子
編者 星マリナ
刊行 2018年1月26日(小金井喜美子の62回目の命日)
発行 新潮社図書編集室(星ライブラリによる自費出版)
定価 税別1001円
部数 限定3000部
判型 新書判(ホシヅル文庫2)
頁数 200ページ
ISBN 978-4-10-910107-3
カバー&本文イラスト YOUCHAN(トゴルアートワークス)
本体表紙イラスト 正宗得三郎
本文デザイン 村松道代
WHERE TO BUY
現在、購入いただけるのは以下です。
・盛林堂書房(東京都西荻窪 古書店) 店頭およびウェブサイト
・文京区立森鷗外記念館 ミュージアムショップ
・書肆 みず盛り(岩手県盛岡市)
・犬と街灯(大阪府豊中市)
販売実績(新潮社の販売期間は終了しています)
・初回配本の30書店は、こちら。
・新潮社読者係からの直接購入 電話 0120-468-465(平日10時〜17時)
・オンライン書店:アマゾン
紀伊国屋書店
honto
7net
bookFAN
TSUTAYA
楽天ブックス
HMV&BOOKS
e-hon
HonyaClub
・世田谷文学館 ミュージアムショップ(期間限定)
・第59回日本SF大会 F-CON(2022年8月27日・28日)
・文学フリマ東京36(2023年5月21日)
・第61回日本SF大会 Sci-con(2023年8月5日・6日)
・文学フリマ東京37(2023年11月11日)
ARTICLES and LINKS
- 読売新聞(2月11日朝刊)
- 作家「星新一」を育んだ鷗外の妹
- 波(1月27日発売号)
- 鷗外・喜美子・新一 ならべてみると見えるもの
-
- Book Bang レビュー
- 鷗外・喜美子・新一 ならべてみると見えるもの
- YAHOO! JAPAN ニュース(2月12日)
- 鷗外・喜美子・新一 ならべてみると見えるもの
- 新潮社
- 泡沫の歌 森鷗外と星新一をつなぐひと
- 日本SF作家クラブ 新刊情報
- 幼少の星新一が聞きながら眠った三十一文字の子守唄
- YOUCHAN ツイッター
- ショートショートの…
- (高井信さんブログ)
- 最終回文庫
- 文京区立森鷗外記念館 NEWS(22号)ショップ便り
- 日経新聞(8月4日夕刊)
- 森鷗外の妹(最相葉月さんの「あすへの話題」)
- 現代短歌新聞(84号)
- 読みましたか? この一冊 vol.23
《本書刊行関連記事「鷗外の妹宛て書簡見つかる 星新一さんの遺品から」掲載紙(2018年)》
- 日経新聞
- 1月11日
- 山陰中央新報
- 1月12日
- 東奥日報
- 1月12日
- 福島民報
- 1月12日
- 四國新聞
- 1月12日
- 北日本新聞
- 1月12日
- 高知新聞
- 1月12日
- 千葉日報
- 1月12日
- 大分合同新聞
- 1月12日
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- 佐賀新聞
- 1月12日
- 岐阜新聞
- 1月12日
- 伊勢新聞
- 1月12日
- 山形新聞
- 1月12日
- 東京新聞
- 1月15日
- 神戸新聞
- 1月16日
- 西日本新聞
- 1月17日
- 岩手新聞
- 1月19日
- 沖縄新聞
- 1月22日
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《関連ページ》
- ごあいさつ
- 『泡沫の歌 森鷗外と星新一をつなぐひと』刊行のお知らせ
- Editor’s Pick
- 『祖父・小金井良精の記』
- プロジェクト
- 星一・著『三十年後』特別復刊(ホシヅル文庫1)
- OPINION
- 『鷗外の恋 舞姫エリスの真実』についての講談社への抗議と
講談社刊星新一作品の版権引きあげのご報告
- 森星研究所
- 森鷗外と星新一を研究しています。
SPECIAL THANKS
書籍未収録の文献の収集には、和田信裕さんにご協力いただきました。
森於菟氏の文章の再録には、長男・真章氏夫人の森里子さんより許諾をいただきました。
喜美子のプロフィール写真は、小金井良一氏の孫・岡本洋子さんにご提供いただきました。
岸三二氏の次男・岸敬二さん作成の家系図および資料を参考にいたしました。
本体表紙は、正宗得三郎さんによる『泡沫千首』(1940)の装幀をモノクロで再現したものです。
鷗外から喜美子への手紙は、最相葉月さんが評伝『星新一 一〇〇一話をつくった人』(2007)執筆時に遺品のなかから見つけてくださったものです。
新潮社写真部にて撮影し、手紙の判読には校閲部の中田圭祐さんにご協力いただきました。
『三十年後』につづき図書編集室の森重良太さんに担当していただき、校正には出版部の田中範央さんにもご協力いただきました。
みなさまに心より感謝もうしあげます。
ありがとうございました。
書名の漢字について 〈デジタルの時代に〉
鷗外の「鷗」は環境依存文字(U+9DD7)のため、機種によっては文字化けの可能性があります。
その場合は「鴎」をお使いいただきますようお願いします。
また、「泡沫」は「みなわ」と打っても出ませんので、「ほうまつ」を変換してください。
本書名の漢字により生ずるご不便もあるかと思いますが、ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
EVENT
2019年9月28日、朝日カルチャーセンター新宿教室にて、〈鷗外の妹・小金井喜美子の『泡沫の歌』を読む〉と題した講座がありました。
長年、短歌教室の講師をつとめられている今野寿美さんの《歌集を読む》シリーズの一環で、本書の編者・星マリナとの対談形式の公開講座。
30名の方にご参加いただきました。
今野寿美さんのお話からあらたな気づきを得て(喜美子の訳詞の韻律に注目!)、たのしく有意義な対談となりました。
関係者のみなさまに感謝いたします。