星先生の作品には、描きたくなる小道具が沢山登場します。
どれをピックアップしようか楽しみながらアイデアを出すのですが、さて、そのチョイスを星先生は良しとしてくださるのでしょうか?
というよりも、そもそも僕のように具象で描く画風はアリだったのでしょうか?
『ブランコのむこうで』で最初に装画を担当させていただいた時には、すでに真鍋博さん、和田誠さんという「星作品といえば」というイメージの金字塔が在りましたので、実際、先生がご存命でしたらバッテンが出ていたかも知れません。
そして星作品の熱烈なファンの方々からも……。
ですから、星作品のご依頼を受けると「ワクワク」と同じぐらいの「オドオド」で納品している自分がいるのです。
2014年9月
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